日本語を学ぶ海外の中学生19人が24日、つくば市の県立並木中等教育学校を訪問し、生徒同士が日本語の会話を通して交流、各国の文化の違いなどに理解を深めた。

同校生徒の案内で授業風景や施設を見学したり、茶道や剣道を体験、うどんの給食を楽しんだ。

世界のこども日本語ネットワーク推進事業「第4回日本児童海外体験プログラム」(博報財団主催)の一環。訪問したのはタイやマレーシア、モンゴル、ロシアの生徒計19人と教師5人。

「アニメや食べ物など日本の文化が好き」という、ロシアのモスクワ英語専門学校で日本語を学ぶチビスコワ・アンナさん(15)は「美術、音楽室が面白かった。ロシアとは全く違う」と見学の感想を語った。

ロシアの生徒を案内した、同校2年の谷澤沙南さん(14)は「ロシアの学校には理科室やプール、校庭がないと聞き、違いに驚いた。ロシアについて少し勉強してみたくなった」と話し、「参加者とアドレスを交換した。ロシア語を学んで文通が続くようにしたい」と今後の交流にも意欲を示した。