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海洋高実習船 遠洋航海、笑顔で出港

出港する実習船「鹿島丸」と互いに手を振る実習生と家族たち=茨城港大洗港区
出港する実習船「鹿島丸」と互いに手を振る実習生と家族たち=茨城港大洗港区


県立海洋高(ひたちなか市和田町3丁目、鈴木逸男校長)の実習船「鹿島丸」が11日、実習生32人を乗せて、茨城港大洗港区第4埠頭(ふとう)から、約3カ月間の遠洋航海に出発した。東日本大震災の影響で他県からの出港が続いていたが、同港区の復旧を受け、3年ぶりで地元から出発した。出港式には大勢の生徒や家族が駆け付け、笑顔で実習生を航海に送り出した。

同高の遠洋航海は年2回行われており、秋の航海は大型船航海士の資格を得るための実習が狙い。今回は海洋技術科2年26人と専攻科遠洋漁業科1年1人、同機関科1年5人が参加した。ハワイへの航海・機関訓練とマグロはえ縄漁の実習に取り組み、12月8日に帰港する予定だ。

出港は通常、大洗港区で実施していたが、震災時に津波などで埠頭が被災。このため同高はこれまで、神奈川県三浦市の三崎港から出発してきた。

乗船に先立って開かれた出港式で、実習生は「一人一人が成長して戻ってきたい」と力強くあいさつ。岸壁に集まった家族たちは大きく手を振るなどして、実習船を見送った。

海洋技術科2年の大内純也さん(17)は「不安だらけだが、3カ月間を頑張って乗り切りたい。積極的に作業をやりたい」と意気込んだ。大内さんの母、明美さん(36)は「3カ月も離れるのは初めてなので心配。何事もなく帰ってきてほしい」と話した。(溝口正則)

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