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笠間稲荷神社、豊作願い神事

笠間稲荷神社の御田植祭で苗を植えていく早乙女ら=笠間市石井
笠間稲荷神社の御田植祭で苗を植えていく早乙女ら=笠間市石井


笠間稲荷神社の神事「御田植祭(おたうえさい)」が10日、笠間市石井の御神饌田(ごしんせんでん)で開かれ、早乙女(さおとめ)役の水戸農高生徒らが早苗を植え付けるなど、その年の豊作を願う儀式が執り行われた。

豊穣(ほうじょう)を祈願する同神事は、毎年5月10日に開催。神社西方約1キロの御神饌田で、早乙女たちが神社に供える御米(みけ)を植え付ける。

儀式では「稲荷舞」や「迦陵頻(がりょうびん)」など伝統の舞が披露された後、かすりの着物に花笠姿の早乙女が御田植えを開始。大役を任された水戸農高の生徒6人は、御田植祭歌の奉唱に合わせ、丁寧に苗を植えていった。

初めて早乙女を体験したという同高3年の北村瑞希さんと井手明日香さんは「緊張したけど、伝統の行事に参加できて貴重な体験になった」と声をそろえた。



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