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園児らエイサー練習に汗 つくばの保育園運動会で披露へ

指導員からエイサーを習う園児たち=つくば市小野崎
指導員からエイサーを習う園児たち=つくば市小野崎


つくば市小野崎のすみれ保育園(林朝子施設長)の園児たちが、本場沖縄の指導員から伝統舞踊「エイサー」を習っている。指導するのは世界大会で優勝経験がある沖縄県糸満市のエイサーチームの女性2人。発表の場である10月の運動会に向け、園児たちの練習に熱が入る。


運動会での園児のエイサー披露は同園で毎年恒例。2006年から続き、筑波大のチームから踊り方を習ったのが始まりという。

園では今回、新たな取り組みとして、曲目の変更と保育士のメンバー参加を決めた。さらに「本場の踊りを勉強したい」と林さんが考え、4月、沖縄県文化振興会のエイサー指導員派遣事業に応募し、選ばれた。

指導員は創作エイサーチーム「風之舞」の上原香奈さん(24)と上地望月さん(20)。風之舞は11年の世界エイサー大会で優勝、昨年の世界大会でも準優勝した実績がある。

2人の派遣期間は6日から12日までで、現在は4歳児と5歳児クラスの計23人と、保育士たちを指導中。保育士は園児たちの後ろで一緒に踊る計画だ。

園児たちの練習時間は毎日2時間で、曲に合わせた元気な動きはもちろん、声の出し方、細かな手足の動きまで、みっちり指導を受けている。「教えている2曲は小学生高学年レベルの踊りだが、覚えが早い」と上原さん。「本番までに完璧に覚えてほしい」と期待する。

園では10月の本番に向け、今月下旬から新しい衣装作りにも着手する。林さんは「集団で一つのものを作り上げることに、園児たちは誇らしい気持ちになっている」と今回の指導に感謝している。

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