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会計や簿記、基礎学ぶ 筑西、中学生対象に講座

県立鬼怒商高の教諭や生徒が披露する電卓さばきを、興味を持って見詰める中学生たち=筑西市玉戸
県立鬼怒商高の教諭や生徒が披露する電卓さばきを、興味を持って見詰める中学生たち=筑西市玉戸


商業への関心を高め将来の進路決定に役立ててもらおうと、中学生対象の会計講座「ハロー!会計in筑西」が27日、筑西市玉戸ダイヤモンドホールで開かれ、同市周辺の中学生47人が会計や簿記の基礎を学んだ。

講座は、県高校教育研究会商業部と日本公認会計士協会の共催。毎年夏に、県内5地区の持ち回りで開かれている。

1時間目は同会計士協会所属の川口宏之さんが講師を務めた。イチゴケーキの価格決定を題材に、会計と原価計算について説明。2時間目は県立鬼怒商高の永井かおり教諭が、簿記を分かりやすく紹介した。

参加した中学生は、ケーキを作る際にかかる材料費、労務費、経費を計算して原価を割り出した。また、小遣い帳の収支や残高を自らつけて、簿記への理解も深めた。高校生の電卓さばきも興味深く見学した。

八千代町立八千代東中3年、高島千香さん(14)は「(高校進学は)普通科を考えていたが、今後は商業科にも興味を持っていきたい」と話した。古河市立三和北中3年、塚原理央さん(14)は「公認会計士への憧れと進路の選択肢が広がった」と感想を語った。



 (溝口正則)

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