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県警初の犬種、警察犬に 初挑戦で合格

指導士の菅原恭子さんと嘱託警察犬のシエル=茨城町上石崎
指導士の菅原恭子さんと嘱託警察犬のシエル=茨城町上石崎


県警の警察犬と警察犬指導士の嘱託書交付式が19日、茨城町上石崎の県警察学校で開かれ、寺門祐児刑事部長が警察犬27匹のほか、所有者や指導士に今年1年間の嘱託書を交付した。27匹のうち、英国原産の中型猟犬イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルが県警で初めて嘱託された。

同犬種で初の県警嘱託警察犬になったのは「シエル」(雌3歳)。約2年間訓練に励み、昨年10月に開かれた審査会に初挑戦で合格した。指導士の菅原恭子さん(44)=取手市=は「へこたれない性格で、よく鼻を使ってくれる。少しでも事件解決の手助けになれるよう頑張りたい」と話した。

交付式には警察犬14匹が参加し、緊張した様子を見せながらも、所有者や指導士の指示を懸命に聞いていた。

寺門刑事部長は、昨年の警察犬の出動件数は111件で、2015年よりも2割増えたことに触れ、「『においの捜査官』と呼ばれる警察犬に対する期待は高まっている。出動した際は、日頃の訓練の成果を十二分に発揮していただきたい」と期待を込めた。 (松原芙美)

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