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射撃の事前キャンプ合意 東京五輪、桜川市とモンゴル

覚書を交わした桜川市の大塚秀喜市長とモンゴル射撃連盟のエネビッシュ・ムンクオチル会長(右から)=桜川市羽田の市役所大和庁舎
覚書を交わした桜川市の大塚秀喜市長とモンゴル射撃連盟のエネビッシュ・ムンクオチル会長(右から)=桜川市羽田の市役所大和庁舎


2020年東京五輪に向け、桜川市とモンゴル射撃連盟は13日、事前キャンプを同市内で行うことで合意した。同連盟のエネビッシュ・ムンクオチル会長が同市を訪れ、調印式で大塚秀喜市長と覚書を交わした。県内自治体で東京五輪の事前キャンプ地として合意に至ったのは、常陸大宮市とパラオ、龍ケ崎市とキューバに次いで3例目。

桜川市内には、国際大会にも対応できる県営ライフル射撃場がある。モンゴルとは、同市在住で県ライフル協会理事の多田尚克さん(76)が同国代表チームコーチを務めた縁があり、昨年4月には同国の政府関係者が射撃場を視察していた。選手派遣に当たり実施期間や参加人数など詳細を19年12月末までに決めて、合意書を締結する。

覚書に署名した大塚市長は「市民一同、心よりおもてなししたい。両国の絆を深めたい」と歓迎した。ムンクオチル会長は「心温かく受け入れていただき感謝している。この機会をきっかけに、文化や経済の面でも皆さんとより良い関係をつくりたい」とあいさつ。同市に決定した理由について「多田先生との関係は深く、信頼している。初めて桜川市に来たが、自然環境などすごく良い所だと感じ、ここに決めて良かったと確信した」と話した。

調印式後、ムンクオチル会長らは県営ライフル射撃場を視察した。

同市は東京五輪・パラリンピックではブルガリアのホストタウンにも登録されている。  (平野有紀)

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