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「高齢者のお役に」 潮来、移動スーパー開始

野菜や刺し身など生鮮食品や菓子が積み込まれたセイミヤの移動スーパー1号車=潮来市潮来
野菜や刺し身など生鮮食品や菓子が積み込まれたセイミヤの移動スーパー1号車=潮来市潮来


潮来市内を巡回する、食品スーパー「セイミヤ」(加藤勝正社長)による移動スーパー事業が3日、同市潮来のセイミヤ潮来店で始まった。買い物弱者とされる高齢者宅などを軽トラックで一軒一軒戸別訪問し、生鮮食品や、食料、雑貨などを販売する。出発式で加藤社長は「1人暮らしの高齢者の方のお役に立ちたい。安心して暮らせる地域に貢献したい」と語った。

同事業は、移動スーパーを全国展開する「とくし丸」(徳島県)との提携事業。高齢者ら来店が困難な人に事前登録してもらい、戸別訪問する仕組み。登録は無料で、現在まで約100世帯が登録している。軽トラックは冷蔵設備も備え、野菜、果物、刺し身、精肉などの生鮮食品に加え、おにぎりやパン、菓子、日用雑貨など約500品目を積む。欲しい品物があれば注文を受け付けるという。

初日は、加藤社長や同店のスタッフのほか、原浩道市長、木村光義行方警察署長、外山義昭鹿行農林事務所長ら来賓などが集まり、移動スーパー1号車の出発を華々しく送り出した。

原市長は「公共交通整備が進まない中、移動スーパーのスタートは、市民の安心安全を維持する上で大変ありがたい」と期待を寄せた。セイミヤは同市と、移動スーパーを通じた高齢者の見守り協定も締結した。(三次豪)

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