2018年5月5日(土)

「常総の早慶戦」火花 下妻一高対水海道一高

競技前に披露された両校応援団による行進「花魁道中」=常総市水海道亀岡町
競技前に披露された両校応援団による行進「花魁道中」=常総市水海道亀岡町

「常総の早慶戦」と称される県立下妻一高(下高)と県立水海道一高(海高)の第81回定期戦が4日、常総市水海道亀岡町の海高で行われた。戦後間もなくスタートし、今も続く全国でも珍しい運動部同士の対決。運動部以外の生徒も駆け付ける全校応援で、両校合わせて約1700人が参加した。

定期戦は1947年、戦争で希望を失った生徒たちを立ち直らせようと、両校の体育教師が企画。当初は春と秋の年2回開催だったが、57年からは年1回となっており、今回は海高が決戦の舞台となった。

早朝、最寄りの水海道駅に、両校応援団が集結。恒例の「にらみ合い」で火花を散らした。海高に移動すると、今度は「花魁(おいらん)道中」と言われる行進を披露。野太い声を上げながら団員一人一人がゆっくりと歩を進め、集まった観客をくぎ付けにした。

競技は陸上競技を皮切りに午前9時半からスタートし、サッカー、剣道、テニス、野球など男女合わせて18の運動部が対戦した。

6時間にわたる激戦の末、結果は下高が13勝4敗1分けで勝利。通算成績は38勝34敗9分けとし、連勝記録を9に伸ばした。

終了後、下高の選手たちはグラウンドで大きな輪を作り、母校の歌「為桜の丘」をみんなで合唱。生徒会長の岩瀬美結さん(17)は「来年も勝って、連勝記録を10に伸ばしましょう」と選手たちに呼び掛けた。

一方、海高は2010年以来9連敗。生徒会長の大道和人さん(17)は「どの部も頑張った。惜しい試合もあった。来年こそは」と雪辱を誓った。

定期戦を見に来ていた常総市の土田正人さん(65)は「毎年楽しみで、昨年も下高まで見に行った。特に応援団。見応えがあり、自分たちの学生時代を思い出す」とうれしそうに話していた。(今橋憲正)

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