2018年5月25日(金)

国体式典音楽が完成 入場行進曲やファンファーレ 池辺さんら5人担当

2019年の茨城国体・全国障害者スポーツ大会の開会式や閉会式で使用する式典音楽が完成した。選手団の入場行進曲をはじめ、開会宣言などのファンファーレ、炬火(きょか)関連曲など多彩なラインアップ。作曲、編曲も国内外で活躍する本県関係の著名な5人の作曲家らが担当した。県国体・障害者スポーツ大会局は「まさに次世代に引き継がれるべき“音楽遺産”。本県ゆかりの音楽家らの手で、素晴らしい作品に仕上がった」としている。

■ハイレベル

式典音楽は、19年9月28日に笠松運動公園陸上競技場で開かれる総合開会式、同10月8日の総合閉会式をはじめ、全国障害者スポーツ大会の開閉会式でも演奏される。

両大会で使用する楽曲約20曲のうち大半を、今大会向けに新たに作曲、編曲した。開会宣言や選手代表宣誓などで流される軽快なファンファーレ、炬火入場や点火などで使用する関連曲、茨城国体で初めて実施する入場行進を先導するマーチングバンド用の楽曲のほか、両大会のイメージソング「そして未来へ」も行進曲用にアレンジした。

楽曲は、水戸市出身で日本を代表する作曲家の池辺晋一郎さんをはじめ、本県出身で現代音楽作曲、編曲家の長生淳さん、土浦市在住の啼鵬(ていほう)(本名=松本匠)さん、茨城大准教授の山口哲人(あきひと)さん、「そして未来へ」を作詞、作曲した兒玉苑香(こだまそのか)さんの本県ゆかりの5人が中心となって手掛けた。

■本県の良さ凝縮

中でも、選手や役員らの入場で使用する行進曲は“必聴”だ。本県含む全都道府県が行進する計26分間で「茨城の音楽の良さを詰め込んだ」(同局)計5曲を演奏する。

池辺さんが茨城国体のために仕上げた「2019茨城国体記念行進曲『卓立(たくりつ)の地』」は、大会スローガン「翔べ 羽ばたけ そして未来へ」からイメージを膨らませて作り上げたといい、「池辺さんの思いが凝縮された今大会の目玉作品」(同局)だ。そのほか、野口雨情に焦点を当てた「幻想行進曲『雨情』」、本県になじみの深いポップスを集めた「いばらきふるさとメドレー」なども注目だ。

本県選手団の入場行進では、1974年の前回茨城国体と同じ楽曲「行進組曲『魁』より ひたち」を再び使用する計画だ。同局は「当時の曲を“リバイバル”することで、懐かしさを味わうとともに、45年前の勇壮な姿を投影してもらえれば」とする。

■3団体が録音会

楽曲の完成を受け、県は27、28の両日、水戸市五軒町の水戸芸術館で録音会を開く。

録音会には、常総学院高吹奏楽部をはじめ、いずれも混声合唱団で、水戸市を中心に活動するあひる会合唱団と、日立市を拠点とするKVアンサンブルの3団体計約110人が参加する。県合唱連盟理事長で、あひる会合唱団で指揮者を務める打越孝裕さんは「皆、死に物狂いで頑張っている。本番では最高の歌声を披露したい」と意気込む。
マーチングバンドの収録は6月に行う予定。(朝倉洋)



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