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常陸大宮・大宮中の生徒 パラオ陸上選手と交流 リレー「瞬発力すごい」

東京五輪出場を目指すパラオの陸上選手と生徒が一緒にダッシュ練習した=常陸大宮市立大宮中
東京五輪出場を目指すパラオの陸上選手と生徒が一緒にダッシュ練習した=常陸大宮市立大宮中


常陸大宮市で東京五輪の事前キャンプしているパラオの陸上競技選手団が11日、同市抽ケ台町の市立大宮中(白井浩之校長)で、中央地区陸上競技大会の出場生徒28人と一緒に、ストレッチやダッシュ練習などで交流した。


パラオの選手は、短距離などで五輪出場を目指す男性5人。4日から笠松運動公園陸上競技場などで、トレーニングしてきた。交流は体育館で行われ、ペアで脚を上げ下げしたり、寝た状態から素早く起きて走ったりして、汗を流した。

仕上げは約20メートルを往復するリレー。互いに懸命に走り、ゴール後は笑顔で健闘をたたえ合った。中央地区大会の1500メートル選手、3年の加藤元気さん(14)は「楽しかった。パラオ選手は瞬発力がすごい。スタートで差をつけられた」と脱帽していた。

ロンドンとリオデジャネイロの五輪で、100メートルに出場したロドマン・テルトゥル選手(24)は「生徒はいいポテンシャルを持っている。将来、私より速く走れる」と話した。東京五輪に向けて「リレーでも出たい。100メートルはベストの記録が出せるように頑張る」と意欲を示した。

パラオは東京五輪に陸上のほか、水泳や柔道、アーチェリー、レスリングに出場を予定。市内では14〜22日に水泳選手、23〜29日に柔道選手が、トレーニングとともに日本文化体験や市内の児童生徒らと交流を深める。アーチェリーとレスリングは宮城県蔵王町で事前キャンプする。(蛭田稔)

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