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かすみがうら市長選 坪井氏3選

当確を受け支持者らと万歳する坪井透氏(中央)=8日午後8時41分、かすみがうら市新治
当確を受け支持者らと万歳する坪井透氏(中央)=8日午後8時41分、かすみがうら市新治


任期満了に伴うかすみがうら市長選は8日、市内33カ所で投票が行われ、即日開票の結果、無所属で現職の坪井透氏(68)=公明推薦=が、無所属で新人の元市議、宮嶋謙氏(54)を破り、通算3回目の当選を果たした。当日有権者数は3万4784人。投票率は56・24%(前回62・31%)だった。

選挙戦は、市民の声を聞く行政の在り方や、少子高齢化に対応したまちづくりなどを巡って舌戦が繰り広げられた。

坪井氏は通算2期8年の実績を強調し、公約に、東西縦貫道路の整備や神立地域中心街のまちづくり、歩崎公園の観光拠点化、地域産品の活用充実などを掲げ、市政の継続を訴えた。

市内二つの自民党支部と公明党県本部から推薦を受けたほか、外塚潔県議や大半の市議の応援を取り付けるなど、厚い後援会を軸に満遍なく支持を広げた。

一方、宮嶋氏は現職批判を繰り広げながら、市民第一の政治の実現、給食費無料化などの子育て支援策を訴えたが、及ばなかった。

午後8時半すぎ、坪井氏の陣営に当選の知らせが入ると、同市新治の駐車場に集まった支持者から歓声が上がった。坪井氏は「今回の勝利は、皆さんの良識の結果。皆さんと一緒に、明るいかすみがうら市をつくっていきたい」と喜びを語った。

【坪井透(つぼい・とおる)氏の略歴】市社会福祉協議会長、新治地方広域事務組合管理者、不動産管理会社役員。当選3回。元県議、千代田町議。石岡一高卒。下稲吉

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