2018年7月12日(木)

西日本豪雨 被災地支援が加速 茨城県派遣 保健師チーム第1班

被災者支援のために広島県に向かう保健師チームの出発式=県庁
被災者支援のために広島県に向かう保健師チームの出発式=県庁

西日本豪雨の被災者を支援する動きが11日、茨城県内自治体で加速している。県は出発式を開き、保健師チーム第1班を広島県竹原市に派遣。つくば市社会福祉協議会も12日から職員を岡山県倉敷市に送り出す。常総市などは災害ボランティアの募集を始めた。

県と市町村の保健師らで構成する保健師チームの派遣第1班は11日、広島県竹原市に出発した。8月3日まで全6班が派遣され、交代で支援に当たる。11日は県庁で出発式が開かれ、保健師らが「被災者の気持ちに寄り添って活動したい」と抱負を語った。

チームは県と各市町村から保健師3人と事務職1人の計4人で班を編成。6班計24人が8月3日まで順次、派遣される。

第1班の日程は11〜16日までの5日間。12日から竹原市内の避難所を中心に住民の健康管理や感染症対策、保健・衛生指導を担う。

出発式で、県地域ケア推進課の保健師、川上智美さん(55)は「浸水被害が続くと避難所生活が長くなり健康状態の悪化も懸念される。常総水害の経験を生かして対応したい」と述べた。関清一福祉担当部長は「東日本大震災や常総水害で全国から支援をいただいた恩を胸に、ケアに当たって」と激励した。

■つくば市社協は12日から職員

つくば市社会福祉協議会も12日から職員6人を岡山県倉敷市に送り出す。同市真備町で、同市社協の災害ボランティアセンターの立ち上げと運営を支援する。

派遣されるのは、つくば市社協の大橋功係長(50)ら。12〜14日と14〜16日の各日程に3人ずつを派遣。市社協の稲葉光正事務局長は「東日本大震災とつくばの竜巻、常総水害の3度にわたってボランティアセンター運営に関わった。ノウハウを伝えられれば」と話した。

常総市は11日、倉敷市に17〜20日まで3泊4日の日程で災害ボランティアを派遣すると発表。定員40人(先着順)の募集を始めた。

日程は、17日午後9時に常総市役所をバス1台で出発。18日午前から19日昼ごろまで、現地で土砂のかき出しや家屋の片付けなどを手伝う。3泊ともバスの車中泊。入浴はできない。市が毛布と飲料水、ゴム手袋、マスクを提供する。参加無料。食事代などは自己負担。市の担当者は「常総も3年前の関東・東北豪雨では全国の皆さんから多大な支援を受けた。恩返しできれば」と語った。

つくばみらい市も23〜25日の日程でボランティア派遣を予定している。

■宿泊やシャワー コンテナハウス 境町、4台送る

境町は11日、簡易的な宿泊施設になるコンテナハウス4台を岡山県倉敷市に送った。宿泊や個室トイレ、シャワーなど1台ずつ用途が分かれ、被災者の避難生活に役立ててもらう。

コンテナハウスは都内の不動産会社が開発。町が災害対策として町内に設置する予定だったものを、急きょ西日本豪雨の被災地に振り向けることにした。同日、トレーラーで送った。

町は事業に対する寄付を自治体が募る「ガバメントクラウドファンディング」を活用し、輸送費や現地での設置費を調達。コンテナハウスの第2陣や職員の派遣も検討している。

■県警救助隊が帰県

被災地に派遣されていた県警の「広域緊急援助隊」の14人が11日夜、県内に戻った。被害の集中した広島県熊野町で、3日間活動した。捜索や救助活動などの支援を行った。県警機動隊(水戸市吉沢町)で任務の終了を報告した。

個室トイレやシャワーなどの機能を備えたコンテナハウス=境町上小橋
個室トイレやシャワーなどの機能を備えたコンテナハウス=境町上小橋

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