2018年7月19日(木)

70人のボランティアが運営する天文台 常陸大宮の「美スター」

田口雅之さん
田口雅之さん

「スタッフ2人が当番で、毎週土曜の夜に、一般開放している」と話すのは、常陸大宮市高部の花立自然公園にある花立山天文台「美(び)スター」ボランティアの会代表の田口雅之さん。約70人のボランティア団体が管理運営する、全国でも珍しい天文台だ。天文台の目玉は、設計から組み立てまで、手作業で完成させた口径82センチの反射望遠鏡。「人間の目の1万倍を超える光を集める。相当、暗い星まで見える」と説明する。

東京都出身。小学生の時に、千代田区・北の丸公園の科学技術館を訪れ、宇宙に興味を持った。同館での実験教室に夢中になり、天体望遠鏡で木星を観察。「木星のしま模様と大赤斑(だいせきはん)がはっきり見え、感動した」と当時を懐かしむ。

東海村の企業に就職。しばらく、宇宙への関心は薄らいでいたが2003年、子ども向けのイベント企画で、美スターを知り、少年時代に戻った。「何百光年も離れた星が出した瞬間の光は、二度と見ることができない。最初で最後の体験」とロマンを語る。

天文台のある花立山は、外灯もなく、民家の明かりも届かず、見上げれば星空が広がる。「星の観察には絶好の場所。ぜひ体験してほしい」と呼び掛ける。(蛭田稔)

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