陶芸やガラス、色彩の秘密 県陶芸美術館 企画展始まる
陶芸やガラス作品が見せる多様な色彩に焦点を当てた企画展「胸キュン 窯芸(カマゲイ)の彩色(いろ)」が21日、笠間市笠間の県陶芸美術館で開幕した。炎の力を利用して生み出す発色の秘密や効果を作家の意図に触れながら紹介している。会期は9月2日まで。
同展では、加熱して成形する陶芸とガラスを「窯芸」と銘打ち、人間国宝から現代の若手作家の作品101点を展示。分かりやすい展示解説やイベントなど、子どもたちが楽しめる仕掛けも充実させている。
磁器のコーナーでは、紙のように薄く、光を通す作品や、粒子が細かいという特徴を生かした技法で、とがった造形作品を展示。磁器だからできる色の見せ方や造形の幅の広さを紹介している。
作家が独自に研究を重ね作り出す釉薬(ゆうやく)に着目したコーナーでは、同じ青系色の作品でも、作家それぞれのイメージによって変わる色の奥深さを知ることができる。また、若手人気作家の作品に触れて鑑賞できるコーナーも設けられている。
同館学芸員の名村実和子さんは「焼くからこそ味わえる焼き物の表現を楽しんで」と話している。 (大貫璃未)
同展では、加熱して成形する陶芸とガラスを「窯芸」と銘打ち、人間国宝から現代の若手作家の作品101点を展示。分かりやすい展示解説やイベントなど、子どもたちが楽しめる仕掛けも充実させている。
磁器のコーナーでは、紙のように薄く、光を通す作品や、粒子が細かいという特徴を生かした技法で、とがった造形作品を展示。磁器だからできる色の見せ方や造形の幅の広さを紹介している。
作家が独自に研究を重ね作り出す釉薬(ゆうやく)に着目したコーナーでは、同じ青系色の作品でも、作家それぞれのイメージによって変わる色の奥深さを知ることができる。また、若手人気作家の作品に触れて鑑賞できるコーナーも設けられている。
同館学芸員の名村実和子さんは「焼くからこそ味わえる焼き物の表現を楽しんで」と話している。 (大貫璃未)