2018年7月27日(金)

中臣鎌足出生説を解説 鹿嶋3カ所で 出土品やパネル展示

鹿嶋市内で発掘された出土品が並ぶ企画展=鹿嶋市粟生
鹿嶋市内で発掘された出土品が並ぶ企画展=鹿嶋市粟生

大化の改新(645年)で知られる藤原氏の祖、中臣鎌足の出生地が鹿嶋市とされる説を、市内で発掘された出土品などからひもとく企画展「中臣の故郷!? 古代のユートピア鹿島郡」が、同市粟生の市どきどきセンターなど3カ所で開かれている。

中臣鎌足の出生地は奈良県が通説だが、同市宮中には鎌足神社があり、生誕の地という伝承が残っている。同展では鎌足の鹿嶋出生説や、藤原氏が奈良に創建した春日大社と鹿島神宮の関係、古代の鹿嶋を治めた中臣氏についてパネルで解説している。

展示品には、鹿島神宮の北方の厨台遺跡群から発掘した「中臣宅也(処)」の文字が記された墨書土器片、地位の高い人物が使っていたとされる銅製の帯金具や銭貨などが並ぶ。これらの出土品から、同遺跡群一帯に中臣一族が住んでいたことが推察される。

同センターの石橋美和子さんは「教科書に出てくる人物が、発掘調査により郷土の歴史とつながっていることが見える。今回の企画展で、市民に歴史を身近に感じてほしい」と話している。

企画展は同市宮中のミニ博物館ココシカ(29日まで)と、同所の鹿嶋勤労文化会館(8月5日まで)でも開催。同センターでの展示期間は8月31日まで。

7月29日午後2時からは同会館で、早稲田大の川尻秋生教授による「鹿島神宮と中臣氏-古代から中世へ-」と題した講演会を行う。入場は事前に申し込む。無料(資料代は100円)。問い合わせは同センター(電)0299(84)0778
(藤崎徹)



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