中小企業を積極支援 知事、若手経営者と対話 ひたちなか
大井川和彦知事と県民が直接語り合う対話集会「大井川知事と語ろう! 新しい茨城づくり」第2回が22日、ひたちなか市内で開かれた。県北地域を中心とした製造業若手経営者の共同受注体「GLIT(グリット)」(代表・松木徹エムテック社長)のメンバー10人と、中小企業の人材確保や海外展開について意見交換。大井川知事は「皆さんの特長、強みを一言で表せるといい」とアドバイスした。
グリットは異業種企業が連携し2015年に設立。医療機器を中心に売り上げを伸ばし、相乗効果で加盟10社の売り上げも伸びている。来年の茨城国体では炬火(きょか)トーチを受注した。
懇談で参加者からは「求人を出しても応募がない」「地元大学からの志望がゼロ」「外資系流通大手に人材を奪われた」「地元企業の廃業で必要な技術が継承されない」「海外展開の資金的余裕がない」「県の補助が本年度で終わってしまう」などの悩みが寄せられた。
大井川知事は「外国人採用の仲介役ができないか研究している」と明かし、積極的な海外展開のほか、県の出先機関にある3Dプリンターの活用などを勧め、支援を約束した。
終了後、松木代表は「知事は気さくで接しやすい。課題をダイレクトに感じてくれた」などと感想を述べた。
対話集会は少人数の座談会形式に改めて本年度から実施し、計5回開く予定。(黒崎哲夫)
グリットは異業種企業が連携し2015年に設立。医療機器を中心に売り上げを伸ばし、相乗効果で加盟10社の売り上げも伸びている。来年の茨城国体では炬火(きょか)トーチを受注した。
懇談で参加者からは「求人を出しても応募がない」「地元大学からの志望がゼロ」「外資系流通大手に人材を奪われた」「地元企業の廃業で必要な技術が継承されない」「海外展開の資金的余裕がない」「県の補助が本年度で終わってしまう」などの悩みが寄せられた。
大井川知事は「外国人採用の仲介役ができないか研究している」と明かし、積極的な海外展開のほか、県の出先機関にある3Dプリンターの活用などを勧め、支援を約束した。
終了後、松木代表は「知事は気さくで接しやすい。課題をダイレクトに感じてくれた」などと感想を述べた。
対話集会は少人数の座談会形式に改めて本年度から実施し、計5回開く予定。(黒崎哲夫)