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ヤマメ捕まえた! 常陸太田 親子で川遊び楽しむ

ヤマメのつかみ取りを楽しむ子どもたち=常陸太田市上高倉町
ヤマメのつかみ取りを楽しむ子どもたち=常陸太田市上高倉町


常陸太田市の山間で親子が自然と触れ合う「わくわく自然夢学校」が26日、同市上高倉町の持方集落で開かれ、市内外から訪れた20組約80人の家族連れが川遊びなどを体験した。

子どもたちは集落を流れる小川でサワガニやカエルなどを探し、見つけるたびに「いた」「捕まえた」などと歓声。素早く逃げるヤマメに苦戦しながらつかみ取りを楽しんだ。

つかみ取りは初めてという東海村立照沼小6年の友部陽向君(11)は「魚が手の中ではねるのが楽しかった」と笑顔。捕まえたヤマメを塩焼きにしておいしそうに頬張っていた。

参加者は昼食で振る舞われた流しそうめんやかき氷に舌鼓。午後は元市地域おこし協力隊員のなるさんが講師となって、塩を使って絵を描くアート体験に取り組み夏の一日を満喫した。

持方集落は現在、10世帯22人。催しは、高齢化が進む地域を盛り上げようと、住民が中心となり、地域資源を生かしながらまちづくりを進める市の「エコミュージアム活動」の一環として、2009年に始まった。

10周年を迎えた今年は受け付け開始の約30分後に申し込みが締め切られた。人気のイベントとして定着しており、夢学校の校長を務めた須賀川悦久さん(84)は「(やりがいは)子どもたちの笑顔。頑張って続けていきたい」と話した。(長洲光司)

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