2018年9月3日(月)

「県西部メディカルセンター」 10月開院へ準備着々 患者搬送や診療動線確認

10月1日開院予定の県西部メディカルセンター=筑西市大塚
10月1日開院予定の県西部メディカルセンター=筑西市大塚

10月1日に筑西市と桜川市の公立2病院を統合して設立される新中核病院「県西部メディカルセンター」(筑西市大塚、250床)開院まで1カ月を切った。建物は8月に完成し、開院に向けた準備が急ピッチで進む。課題だった医療スタッフの確保も一応のめどがつき、2病院から新病院への入院患者の「引っ越し」が行われる。関係者は万全の態勢で開院に臨もうと、リハーサルを行うなどして入念にチェックを繰り返す。
段階的にスタート

新病院は全250床のうち、203床を先行的に開院する。筑西市民病院(筑西市玉戸)と県西総合病院(桜川市)から移行する入院患者数や新病院の医療スタッフの充足状況などに合わせ、病床を段階的にスタートさせる。

旧病院から新病院に継続して入院する患者は約100人。大部分は民間の運送会社が用意する専用車で搬送。容体に注意が必要な患者は救急車で搬送する。

新病院の診療科目は、(1)内科(2)外科(3)小児科(4)整形外科(5)皮膚科・形成外科(6)眼科(7)耳鼻咽喉科(8)救急科(9)泌尿器科-の九つ。現在、医療スタッフが新病院内で1診療科当たり7、8種の症例ごとにリハーサルを実施。診療活動の動線を繰り返し確認している。
地方独立行政法人

新病院と、旧筑西市民病院跡に設置される筑西診療所(同市玉戸)の運営を担うのは、地方独立行政法人「茨城県西部医療機構」。新開院と同時に設立される。理事長には元筑波大学付属病院副院長で市医療監の水谷太郎氏が、副理事長・新病院長には梶井英治氏がそれぞれ内定した。このほか理事5人のうち、新病院の医師2人が常勤理事に、民間の病院長2人と新病院事務職員1人が非常勤理事として内定した。

市は、本年度中に新病院と新診療所の医療スタッフ(医師約30人、看護師約150人)を確保しようと採用活動を展開してきた。

8月20日時点の確保状況は医師が常勤26人、非常勤48人、看護師が常勤146人、非常勤13人。常勤医師には水谷氏(麻酔科)と梶井氏(内科)のほか、筑波大から3人、自治医大から2人が入る。旧病院で形成外科と合わせて1診療科を構成した皮膚科は常勤、非常勤とも医師が決まっていないが、市は「鋭意努力している」と話す。
8割超が継続勤務

旧2病院の医療スタッフの8割以上が新病院で継続勤務する見込みとなり、関係者は「事前の想定以上」と胸をなで下ろした。市は「年度途中の10月開院という事情から、なかなか大変だった。だが『4月からなら新病院で仕事をしたい』と内諾を得た医師もいる」と話し、今後の段階的な医療スタッフの充足に自信を示した。(冨岡良一)



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