2018年9月8日(土)

御前山ダム観光拠点に 常陸大宮市 駐車場や展望スペース

観光拠点として整備される御前山ダム=常陸大宮市上伊勢畑
観光拠点として整備される御前山ダム=常陸大宮市上伊勢畑

地域特性を生かした魅力ある拠点づくりを目指し、常陸大宮市は御前山ダムを新たな観光拠点として整備する。2020年度までの3年計画で、本年度は閉鎖していたダム湖周辺を開放し、駐車場や展望スペースを設けて、雄大なダムと山並みを一望できるようにする。順次、ダム本体上を歩行可能にしたり、隣接する公園と一体化したりして、御前山地域への誘客を図る。

御前山ダムはかんがいを目的に2012年、同市上伊勢畑の那珂川支流の相川に建設された。農水省関東農政局が直轄するため、広大なダム湖に関係者以外は近づけず、道路から遠目に眺めるだけだった。市は美しい湖面や緑豊かな山並みを眺望できる観光拠点にしようと、関東農政局と交渉を重ね、一般開放へこぎ着けた。

本年度は道路からの出入り口を新設。ダム湖に接した敷地約2650平方メートルに、大型車2台、普通車25台の駐車場を確保するとともに、防護柵やベンチを設置した展望スペースを整備する。

関東農政局御前山ダム管理所の駐車場との間には、フェンスを取り付け、業務に支障がないようにする。11月にも工事に着手。来年3月に完成する予定で、事業費は約3500万円。

来年度は岩石や土砂を積み上げて造った高さ52メートルのロックフィルダムの魅力や、緑の山に囲まれた雄大なダム湖を身近に感じてもらうため、延長約300メートルのダム本体上に安全柵を設け、歩きながら眺望を楽しめるようにする。

最終年度はダム下部の市営公園とダムを結ぶ管理者用の階段を整備して、行楽客も往来可能にする。市地域創生部の小野英幸次長は「イベント開催などと合わせ、ダムを観光資源として活用したい」と話した。

(蛭田稔)

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