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大洗小5年生 漁業学ぶ シラス、海の恵み実感

漁船上で取りたてのクロダイやシラスを見る児童=大洗町沖
漁船上で取りたてのクロダイやシラスを見る児童=大洗町沖


大洗町立大洗小(同町磯浜町)の5年生児童29人が12日、近くの大洗漁港から漁船に乗り、シラス漁を見学した。引き上げたばかりの生シラスを味見し、地元の海の恵みを実感した。社会科で学習する漁業の理解を深めるのが狙い。

大洗町漁業協同組合に所属する若手漁師でつくる同町漁業研究会(上山誠会長)が協力した。魚の漢字や写真をパネルで見せて魚名を当てるクイズをしたほか、船引き網漁、はえ縄漁、貝けた網漁などの漁法も解説した。

5年3組の児童は救命胴着を着用して3隻の漁船に乗り込み、魚群探知機などを見学した。大洗サンビーチ沖まで進むと、大きな波しぶきが上がり、児童から大きな歓声が上がった。船引き網漁で、合計約15キロのシラス、クロダイ、イワシ、サメなどを取った。

児童は「網の引き上げ作業が面白かった。シラスはおいしかった」「クロダイが大きくて興奮した。シラスがぴちぴちしていた」と感想を話していた。

同研究会の上山会長は「子どもたちは地元でどんな魚が取れるのか知ってもらいたい」と話していた。同研究会は10月14日のホッキまつりに合わせ、漁業体験を行う。申し込みは同漁協のホームページhttps://www.jf-oarai.com/(清水英彦)

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