2018年9月29日(土)

切り絵 繊細美の極致 国内11作家、作品一堂に 筑西で29日開幕

企画展「息を呑む繊細美〜切り絵アート展」で展示されている関口コオさんの切り絵作品「近松心中物語」=筑西市丙のしもだて美術館
企画展「息を呑む繊細美〜切り絵アート展」で展示されている関口コオさんの切り絵作品「近松心中物語」=筑西市丙のしもだて美術館

現代を代表する国内の切り絵作家11人の作品110点を集めた企画展「息を呑む繊細美〜切り絵アート展」が29日、筑西市丙のしもだて美術館で開幕する。切り絵による繊細美の極致だけでなく、光と影を生かしたり、立体的な表現を目指すものなど、多彩な作品が集められている。会期は12月16日まで。

伝統的な日本の切り絵は、平面で、白黒、1枚の紙でつながっている-の3点の特徴があるとされる。しかし同展では、彫り込まれた版木のような厚みを見せる林敬三さん、光線の方向で図像が変化する酒井敦美さんの作品など、従来の枠にとらわれない、さまざまな切り絵が集められている。

繊細な女性美の表現で知られ、「近松心中物語」などの作品が展示される関口コオさんは、同展準備中の6月に死去した。そのほか柳沢京子さん、井出文蔵さん、倪瑞良さん、百鬼丸さん、筑紫ゆうなさん、辰己雅章さん、福井利佐さん、蒼山日菜さんの切り絵が展示されている。

同館の学芸員、木村愛さん(30)は「展示を通して、切り絵がグラフィックデザインや水彩画にも劣らない『芸術』だということを知ってもらえれば」と話した。

問い合わせは同館(電)0296(23)1601。(冨岡良一)



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