全国有数のクリ産地・笠間市の新グリを味わう「かさま新栗まつり」(茨城新聞社など後援)がきのう、同市笠間の笠間芸術の森公園で始まった。焼きグリからデザートまで、クリをふんだんに使った商品が数多く並び、多くの来場者でにぎわった。きょうまでの予定。

「クリの郷・笠間」を全国に発信しようと2007年にスタート。今年は市内の飲食店や製菓店など79団体が出店した。会場の中央ステージでは、フランスの伝統菓子クロカンブッシュに倣い、約500個のシュークリームをクリの形状に積み上げる“クリ”カンブッシュ作りを実演。見学していた人たちは幅1メートルもの巨大菓子をスマートフォンなどで写真に収めていた。

小学4年の長男(9)と幼稚園児の長女(3)と訪れた水戸市の主婦は「人の多さに圧倒された。クリおこわとクリ団子を買った。家で食べるのが楽しみ」と笑顔で話した。