2018年10月4日(木)

「宝篋山」地図表記を 筑波山地域ジオパーク推進協、国土地理院に申請へ

国土地理院への地名表記を申請する宝篋山=つくば市小田
国土地理院への地名表記を申請する宝篋山=つくば市小田

近年登山客が急増し人気が高まる宝篋(ほうきょう)山について、つくば市など6市で構成する筑波山地域ジオパーク推進協議会は、国土地理院に地図表記を申請することを決めた。申請名は歴史や通名を参考に「宝篋山(小田山)」とする。県内外の市民や登山客ら約1200人から集めた署名を添え、つくば、土浦両市長名で年内に国土地理院長に申請書を提出する。

宝篋山はつくば、土浦両市の境にあり、標高461メートル。十数年前までは荒れた山だったが、地元のボランティアが切り開き、登山道を整備。今では子どもからお年寄りまで気軽に登れる人気の山となり、県内外から年間約10万人が訪れる。

ところが同院の「5万分の1」や「2万5千分の1」の基礎地図に名前がなく、登山者や市民から表記を求める声が出ていた。調査では古くから「宝篋山」のほか「宝鏡山」「豊凶山」などと少なくとも六つの名称があり、地域では「小田山」と親しまれていることが分かった。歴史上や地元の呼び名がばらばらなため、同協議会が地図掲載を目指していた。

地図表記には、両市長の書面申請があれば掲載可能という。同協議会は地域住民や登山客の理解を得るため、署名活動を登山口の小田休憩所(つくば市小田)や自治体施設、各種イベントで展開。自治会やレストランも対象に署名を集めた。

9月27日に開かれた同協議会総会で、署名提出を決定。中川清土浦市長は「名称表記で重要な観光資源になることを期待する」、五十嵐立青つくば市長は「ジオパーク推進の力に変えていきたい」と述べた。

署名提出後は、同院が電子データや出版物の地図、地形図に表記していく見通しだ。

同協議会は、貴重な地形や地質が残る自然公園「日本ジオパーク」に認定された筑波山地域ジオパークで、宝篋山を見どころの一つに位置付けている。(綿引正雄)

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