2018年10月6日(土)

土浦の花火 10人軽傷 地上付近で破裂

強風のため中止

土浦全国花火競技大会が中止となり、会場を後にする大勢の観衆=6日午後8時ごろ、土浦市田中、鹿嶋栄寿撮影
土浦全国花火競技大会が中止となり、会場を後にする大勢の観衆=6日午後8時ごろ、土浦市田中、鹿嶋栄寿撮影

6日午後6時半ごろ、土浦市の桜川河川敷で開かれていた「土浦全国花火競技大会」で、打ち上げ花火の一部が地上付近で破裂し、河川敷で見物していた9〜66歳の男女10人が、やけどや擦り傷を負った。いずれも軽傷とみられ、病院に運ばれた人はいなかった。大会は強風のため、事故から約1時間後の同7時40分ごろに中止になった。消防などによると、花火の一部が不発のまま落下したとみられるという。県警が詳しい経緯を調べている。

花火大会は午後6時から始まり、約2万発が打ち上げられる予定だった。会場近くの運動公園や商業施設の駐車場が発射場所になっていた。大会本部によると、89作品のうち、19番目のスターマイン作品の打ち上げの際、事故が発生。けが人が救護所に駆け込んだため、報告を受けた大会本部が安全を確認。「今後も強風が収まらない予報のため、安全確保が困難」(本部)と判断し、中止を決めた。競技大会の審査はなくなり、桟敷席券の払い戻しもしない予定という。会場には約75万人(主催者発表)が訪れていた。

中止が報告された後、会場は悲嘆の声が上がり、大会本部に駆け込む人も相次いだ。神奈川県綾瀬市から来た運送業、中山孝博さん(48)は「何年も来ているが中止は初めて。残念だし言葉がない。心残りだ」と語った。土浦市内の男性は「安全のため中止したのは仕方ないが、払い戻しがないのは納得できない」と怒りをぶつけた。

実行委員会の担当者は「けが人を出してしまったことは申し訳ない。やむを得ないとはいえ残念」と話している。

土浦市消防本部によると、負傷した10人は救護所に待機していた医師の治療を受け、自力で帰宅した。

水戸地方気象台によると、土浦の観測地点で午後6時半時点で平均風速4メートル、瞬間風速4・5メートルを観測した。


(綿引正雄、露久保翔)

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