2018年10月11日(木)

古河市第11分団 全国消防団の頂点へ

操法大会 猛特訓、初の県代表

早朝からポンプ車操法の練習に励む古河市消防団第11分団の選手たち=2日、古河市下大野
早朝からポンプ車操法の練習に励む古河市消防団第11分団の選手たち=2日、古河市下大野

「消防団の甲子園」と呼ばれる第26回全国消防操法大会(19日、富山市)のポンプ車の部に、古河市消防団第11分団が同市から初めて出場する。同分団は、これまで激戦の県西地区大会で準優勝2回。悔しさをばねに5年前から練習と研究を重ね、本県代表の座を勝ち取った。「目指すは全国制覇。頂点に立って消防団のイメージを変えたい」。大会を間近に控え、チームは強い意欲を持って最終調整に励んでいる。


同分団は、同市西牛谷・東牛谷地区とその周辺の団員15人で構成。出場選手は分団長の茂田重美さん(43)と、団員の佐藤賢一さん(40)、野本直樹さん(28)、佐藤裕之さん(38)、舘野大亮さん(34)、舘野悟さん(48)。いずれも近所同士のまとまりの良さが最大の武器だ。

ポンプ車の部は、1チーム6人の選手が各自の役割を果たしながら、長さ20メートルのホースをつないで、放水線から10メートル先の的に放水するまでの時間や正確さを競う。また、消火活動の安全を確保するための一人一人の規律も審査対象となる。

茂田さんが分団長に就いてから、同分団は2度、県西地区大会に出場。だが常総市消防団をはじめとした“強豪”の壁は厚く、あと一歩で優勝を阻まれてきた。

全国大会は4年に1度の開催。「憧れの大会に出たい」。チームは茂田さんと副分団長の舘野道男さん(57)を中心に、2013年から組織や活動を改善してきた。

練習は週に5回。仕事前の早朝4時半から約1時間半、選手全員の動作を動画で撮影して、細部まで合わせる練習を繰り返した。県内外の消防団の動きもチェック。1秒でもタイムを縮めようと、ホースなどの装備も自前で何度も整えた。

地元の家電量販店やホームセンターは、荒天でも練習ができるよう屋根付きの駐車スペースを貸し出して支援。出場しない団員や家族も、快く練習に送り出したり選手のサポートに務めたりした。

長期間の努力が実り、昨年10月の県西地区大会で念願の初優勝。翌11月には県大会も制し、全国の挑戦権を手にした。「皆の支援や気遣いがあって、ここまでこれた」。茂田さんは感謝の言葉を口にする。

最終調整では、審査対象となる一連の動作を反復して確認。手応え十分で本番に臨む。「今まで支えてくれた人や地域のために、最高の成績を収めたい。それが地域の災害に対する意識向上につながれば」と、茂田さんは語った。 (溝口正則)

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