2018年10月11日(木)

「JRR-3」事実上合格 規制委、「審査書案」を了承

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原子力規制委員会は10日の定例会合で、日本原子力研究開発機構(原子力機構)原子力科学研究所(東海村白方)の研究炉「JRR-3」が新規制基準適合を意味する「審査書案」を了承した。事実上の審査合格で、規制委は、国の原子力委員会と柴山昌彦文部科学相への意見聴取後に審査書案を正式決定する。

JRR-3の審査書案は、9月5日に議論されたが、地震対策や多量の放射性物質を放出する可能性がある重大事故に至るまでの想定と、その対策の内容が不十分とされ、更田豊志委員長が再整理して説明し直すよう求めていた。

この日の会合では、原子力規制庁担当者から、特別な耐震化が必要ないとした施設も補強することが報告された。重大事故に至る想定も再整理した上で、原子炉を自動停止する機能が失われた場合の手順なども明記されたことで、規制委の各委員は妥当と判断した。

原子力機構はJRR-3の運転再開に向け、2014年9月に審査申請。審査書案が正式決定されれば、原子炉建屋の補強工事などを行い、2020年10月の運転再開を目指す。JRR-3は1962年に建設された初の国産研究炉。大規模改造を経て現在は最大熱出力2万キロワット。(高岡健作)

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