2018年11月2日(金)

二宮金次郎像、全校に

筑西 18校未設置 市民団体、サミット向け

二宮金次郎像の設置作業を見守る報徳壱圓塾のメンバーら=筑西市門井の筑西市立新治小学校
二宮金次郎像の設置作業を見守る報徳壱圓塾のメンバーら=筑西市門井の筑西市立新治小学校

来年11月に「全国報徳サミット」が開かれる筑西市で、江戸時代後期の農政家、二宮尊徳について子どもたちに理解を深めてもらおうと、尊徳の少年時代をかたどった石像「二宮金次郎像」が、同市内でこれまで未設置だった小中18校の校内にも設置される。市民団体「報徳壱圓(いちえん)塾」が、18年度の市「住民参加型まちづくりファンド事業」の約400万円の補助金を得て、総工費約500万円で実施するもの。10月31日朝、同市門井の新治小で最初の設置工事が行われた。


尊徳は江戸後期に起きた「天保の大飢饉(だいききん)」の直後、今の同市内での救貧政策や下館藩の財政再建への助言、農村改革に尽力した。市内の小学校の道徳の教科書の副読本には、尊徳のエピソードが紹介されている。

同団体は「金治郎筑西・下館かるた」作成や「尊徳豆まつり」開催を通し、尊徳の顕彰活動に取り組んでいる。今回、報徳サミットを盛り上げようと、市内全小中27校(9校は設置済み)への設置を立案した。設置工事は10月31日〜2日の3日間で完了する。

設置された像は御影石製で台座を含め高さ約180センチ、重さ約300キロ。薪(まき)を背負い本を読む姿の立像だ。「道徳の授業に役立ててほしい」と塾長の小石川功さん(75)。同小の谷田部孝子校長(59)は「小さなことを積み上げていくことが大切。子どもたちに尊徳の『積小為大(せきしょういだい)』という言葉を教えたい」と話した。赤荻利夫教育長は「像は必ずしも尊徳の実像を表すものではないかもしれないが、設置をきっかけに子どもたちに尊徳を知ってもらい、尊徳の素晴らしさについて理解を深めてもらいたい」と期待した。 (冨岡良一)



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