2018年11月6日(火)

土浦・花火事故 導火線不良で破裂か 実行委中間報告 桟敷券客に対応検討

事故のあった花火の打ち上げで、地上付近で破裂する花火(右端)=土浦市の桜川河川敷(市提供)
事故のあった花火の打ち上げで、地上付近で破裂する花火(右端)=土浦市の桜川河川敷(市提供)

土浦市の桜川河川敷で10月に開かれた「土浦全国花火競技大会」で、打ち上げ花火の一部が破裂し、見物客がけがをした事故について、市などでつくる大会実行委員会は5日、導火線の不良とみられる原因で不発となった花火が風にあおられ、観客の近くで遅れて破裂したとする、中間報告を公表した。

市によると、事故は10月6日午後6時20分ごろ発生。花火は岐阜県の業者が連発で打ち上げたうちの4号玉で、県が手引書で定めた発射場所から110メートルの保安区域を越え、さらに約80メートル離れた土手に落下して破裂した。

当初10人としたけが人は、医療機関にかからなかった人を含めて男女計11人。全員がやけどなど軽傷だった。会場周辺の市消防本部に設置された風速計は、事故と同じ時間帯で最大瞬間風速9・8メートルを記録。大会は、「強風が続き、安全対策を取れない」と判断され、約1時間の中断を経て中止になった。

大会実行委員長を務める中川清市長は「調査を踏まえ、次回大会の安全対策を講じていく」とした上で、有料の桟敷券を買った見物客には「全体の3分の1しか観覧できなかった。何かしらの対応を検討している」と述べた。桟敷券は6300升(1升6人分)を販売し、完売した。

実行委は詳しい調査結果を今年中にまとめ、打ち上げ方法や、観覧場所の設定といった運営面の改善を検討する。(綿引正雄)

花火の構造について説明する土浦市職員=同市役所
花火の構造について説明する土浦市職員=同市役所

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