2018年11月8日(木)

北茨城・磯原郷英高 童謡や詩、雨情に親しむ 偲ぶ会「七つの子」全員で合唱

「あの町この町」などを歌う生徒代表=県立磯原郷英高校体育館
「あの町この町」などを歌う生徒代表=県立磯原郷英高校体育館

北茨城市磯原町の県立磯原郷英高校(岡部和也校長、生徒342人)は10月31日、全校生徒と保護者を対象に童謡界の三大詩人といわれる同市出身の「野口雨情を偲(しの)ぶ会」を開いた。雨情の直孫である野口不二子さんの講話や、生徒による合唱など通して地元の偉人の功績を学び、雨情の詩の世界に親しんだ。

雨情は1882年、同市磯原町に生まれた。同校の偲ぶ会は1960年に始まり、当初は毎年実施していたが、現在は3年に1度の開催で今回で23回目。雨情の童謡や詩を身近に感じ、その背景や心情に触れることで雨情の詩の世界への親しみや郷土愛を育むことを目的に開催している。

第1部は不二子さんが「童謡百周年〜歌いつなごう未来へ」という演題で講話。大型スクリーンに童謡の情景を思わせる切り絵が映し出され、雨情の日記の朗読や、「シャボン玉」「赤い靴」の詩に込められた思い、「雨降りお月さん」「七つの子」の詩が創られた背景などを紹介した。

第2部では代表生徒が歌唱を披露。吹奏楽部と演劇部に、野球部の有志が加わって、北原白秋の「詩歌の朗読五十音」や、「あの町この町」「雨降りお月さん」を歌い上げた。最後に全員で、「証城寺の狸囃子」「七つの子」「兎のダンス」の3曲を大合唱した。

生徒たちは「一つ一つの童謡に違った思いが込められていることが分かった」「野口雨情のことが詳しく聞けてうれしかった」などと感想を話した。

不二子さんは「雨情が童謡に見いだした『童心』は現代でも価値を持って生き続けている。雨情の精神を伝承するこの行事を末永く続けてほしい」と話した。(飯田勉)

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