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茨城県表彰、44人13団体 中村監督らに伝達

受賞者を代表し謝辞を述べる映画監督の中村義洋さん(左)=県庁講堂
受賞者を代表し謝辞を述べる映画監督の中村義洋さん(左)=県庁講堂


県勢発展に著しい功績があった個人・団体をたたえる茨城県の県表彰式が「県民の日」の13日、水戸市笠原町の県庁で開かれた。新設の「新しいいばらきづくり表彰」を受賞した映画監督の中村義洋さん(48)=つくば市出身、漫画家の羽賀翔一さん(32)=同市=らに表彰状が手渡された。

本年度の受賞者は中村さんら44人13団体。式典で大井川和彦知事は「未曽有の人口減社会、時代の転換点に大切なのは個の力。皆さんの献身的な尽力に感謝している」と受賞者をたたえた。来賓の山岡恒夫県議会議長は「より一層の活躍を期待している」と祝った。

受賞者を代表し、中村さんは「戦国最弱と言われる(地元の大名)小田氏治の映画を思い描いている」と本県が舞台の映画制作に意欲を示し、「これまで映画賞には縁遠い監督人生。大きな栄誉に浴していいものかと悩んだ」と謝辞を述べた。

羽賀さんは式典後、「非常に栄誉ある賞を頂き感謝している。茨城を盛り上げる仕事をしていきたい」と話した。

現行の県表彰は1994年度から始まり、県民の日に式典を実施している。本年度は今後の活躍が期待される人に対する2賞を新設し、若手を中心に計11人3団体が受賞。このほか「功績者表彰」に33人10団体が選ばれた。従来の「特別功績者」「県民栄誉賞」「特別功労賞」の該当者はなかった。(黒崎哲夫)

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