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夢持つ大切さ伝える 石井竜也さん、小中生にエール 北茨城

参加した小中学生と石井竜也さん(中央)=北茨城市関本町富士ケ丘、高松美鈴撮影
参加した小中学生と石井竜也さん(中央)=北茨城市関本町富士ケ丘、高松美鈴撮影


北茨城市出身のアーティスト、石井竜也さんが17日、同市関本町富士ケ丘の市生涯学習センター分館「期待場」で、市内の小中学生を対象にしたイベント「ライブ&トークIN期待場」を開催した。子どもたちに大きな夢を持つ心を育むことを狙いに、石井さんは「一つの夢が駄目になっても次の夢につながる」と語り掛け、子どもたちは親しみを込めて耳を傾けていた。

期待場は閉校した旧富士ケ丘小学校の校舎と体育館を改修し、芸術館として陶芸施設やアトリエ、ギャラリーなどを整備。石井さんが「北茨城」にかけて「期待場」と命名し、作品も展示している。同施設でイベントが開かれるのは初めて。

地元の関本中と出身校の常北中の生徒、市内の小学5、6年生約120人と保護者ら約280人を前に、石井さんが子ども時代の思い出を紹介。「夢は枝分かれしているので、一つの夢が駄目でも別の夢につながっていくもの」と夢を持ち続ける大切さを語り、「知らなかったことが分かる勉強は楽しいはず。勉強すると夢が見えてくる」と子どもたちにエールを送った。

ライブでは東日本大震災直後に同市立大津小の子どもたちと作った曲「世界の絆-命にありがとう」を披露すると、目頭を押さえる保護者らの姿も見られた。

(飯田勉)

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