2018年11月25日(日)

元教員・佐藤さん誕生会 教え子に囲まれ20年超 昔話に花、余興楽しむ 神栖

佐藤友子さん(前列中央)の誕生日を祝って集まった教え子ら=神栖市深芝南
佐藤友子さん(前列中央)の誕生日を祝って集まった教え子ら=神栖市深芝南

神栖市で20年以上続いている誕生会がある。同市などで長年教員を務めた佐藤友子さん(88)=鹿嶋市在住=の誕生日を祝おうと、約60年前に佐藤さんが神栖市(当時神栖村)立息栖小学校で受け持った教え子たちが毎年欠かさず集まっている。今年も23日の88回目の誕生日を前に、16日に誕生会が開かれ、教え子7人が恩師を囲んで昔話に花を咲かせた。

誕生会を開催しているのは、佐藤さんが1959(昭和34)年に神栖に赴任して最初に受け持った3年月組の教え子ら。二十数年前に誕生会が始まった経緯などは誰も覚えていないが、小学校時代の絆を取り戻すのに時間はかからず、翌年以降も欠かさず開かれるようになった。佐藤さんは「話をしているうちに不思議と小学3年の頃の顔に見えてくる」と目を細める。

会場は、教え子の一人、宮川隆さん(68)が経営する同市内の飲食店「喜隆」。参加者は30人以上集まった時もあるが、近年は10人前後に定着。会社社長や女優などさまざまな面々で、今年も日本舞踊や剣劇などの余興もあり、楽しいひとときを過ごした。

気の置けないメンバーだけに、恩師の前でもざっくばらんな会話が飛び交う。誕生会の呼び掛け人で民生委員の大槻明秀さん(68)は「先生が気さくな人なので、われわれも気を許して何でも話せる」と笑った。

佐藤さんは「今も面倒を見てくれる教え子はほかにもいるが、これだけ関係が続いている子たちはほかにいない」と感謝。健康面の不安から「今年が最後かも」と弱気を見せる恩師に対し、教え子たちは「元気でいてもらい、できる限り会を続けたい」と話した。(松下倫)



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