2018年11月25日(日)

甘い紫サツマイモ 「ふくむらさき」農研機構開発

紫芋の新品種「ふくむらさき」と育成した甲斐由美さん=農林水産省
紫芋の新品種「ふくむらさき」と育成した甲斐由美さん=農林水産省

農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構、つくば市)は、紫芋の新品種「ふくむらさき」を開発した。既存の紫芋より甘みが増し、黄色いサツマイモの「べにはるか」などと同等の甘さを実現した。農研機構は本県を中心に普及を本格化させる予定で、2019年春から民間種苗会社を通して苗の提供を始める。

開発したのは、九州沖縄農業研究センターサツマイモ育種グループの甲斐由美グループ長(56)ら。04年から開発を始めて、14年間かけて育て上げた。

食用の紫芋はこれまで、沖縄県や鹿児島県の島しょ部以外ではほとんど作られていなかった。

最近は「パープルスイートロード」という品種が国内でも普及し始めたが、甘さが足りず評価が低かった。

甲斐さんらのグループは、黄色のサツマイモとパープルスイートロードを交配してふくむらさきを生み出した。生産性も考慮し、1個当たりの重さと甘みのバランスが最適になるよう調整。行方市などで試験栽培を繰り返し新品種の育成に成功した。

ふくむらさきは、蒸しても焼いても糖度がパープルスイートロードより高い。黄色いサツマイモで一般的な「べにはるか」とほぼ同じ甘さを実現し、しっとりとした食感が特徴となっている。

甲斐さんは「食べた人を幸福な気持ちにするふくむらさきの魅力をより多くの人に伝えたい」と話している。(高岡健作)



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