2018年12月6日(木)

水戸・桜川で環境学習会 児童 サケの受精卵探し 30個確認、遡上量は減少

サケの受精卵を探す子どもたち=水戸市中央の桜川
サケの受精卵を探す子どもたち=水戸市中央の桜川

水戸市の桜川を遡上(そじょう)したサケが産んだ卵を調べる千波湖環境学習会が2日、同市中央の美都里橋周辺で開かれた。子どもたちが川の中に入り、サケの受精卵を探した。遡上数は過去最少の水準にとどまっており、関係者は気をもんでいる。

同学習会は同市環境課と県環境管理協会が主催し、生息する魚、昆虫、水生生物などを調査している。サケの採卵は逆川こどもエコクラブが2006年から県と市の許可を得て実施している。今回は卵30個を確認した。

桜川には2005年ごろからサケが上り産卵することが確認された。06年から遡上に配慮して、試験的にゴム製の可動堰(ぜき)である柳堤堰を下げる措置を取った。09年から正式に11月から2月中旬まで下げている。

2月下旬には堰が上がり、水位が上昇して卵も稚魚も生息できなくなるため、同クラブが06年から卵を保護して育て稚魚を放流している。

学習会では子ども向けのクイズ大会があり、「砂利の中に産卵する」「100個の卵のうち稚魚になるのは3個」「生まれた川の匂いを覚えており、帰ってくる」「ふ化するまで40日間かかる」などを学んだ。

サケは今年、昨年とも全国的に遡上量が減少している状況。桜川でも09年の443匹をピークに減っている。14年は45〜53匹で推移し、17年は19匹だった。今年も3日現在で15匹にとどまっている。遡上は12月中旬ごろまで続く可能性がある。

県環境管理協会の担当者は「夏の猛暑で太平洋側の海温が下がらずサケが南下してこない。那珂川や桜川の水量も関連するだろう」と複合的要因があると指摘している。(清水英彦)

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