2018年12月7日(金)

つくば 11日から折形展 思いやる心 美しく 伝統礼法200点並ぶ

折形を紹介する飯田猷子さん=つくば市神郡
折形を紹介する飯田猷子さん=つくば市神郡

日本の伝統的礼法、折形(おりがた)の展覧会「日本の心 贈り物の礼法 折形展」が11日から、つくば市吾妻の県つくば美術館で開かれる。折形礼法猷和(ゆうわ)会(飯田猷子会主)が主催。同会の会員らが作成した200点以上の折形が展示される。飯田さんは「折形は人と人との関係を美しく保つ礼法」と魅力を語り、来場を呼び掛けている。16日まで。

折形は、贈り物をする際に品物やお金を和紙を使い美しく包む伝統的礼法。約600年前の室町時代から使われていたという。

贈る品物や行事ごとに折形の形が決まっており、包みを見ただけで中身が分かるのが特徴。また、折り方にも手順や陰陽の関係など、厳格なルールが存在する。

同会の会員は約40人。月に数回、つくば市にある飯田さんの自宅で開かれる教室で折形を学んでいる。地元での展覧会は8年ぶり。飯田さんは「地元の人により折形のことを知ってほしい」と語る。

展覧会では、折形を「結婚関係」「葬礼包み」といった行事の種類や「ネクタイ包み」「コイン包み」といった贈り物ごとに分けて展示する。四季折々の花を和紙で包む「季節の花包み」にも初めて挑戦する。

江戸時代の折形も展示。昨年、宮城県で見つかったものを基に飯田さんが再現した。現代では使われていない水引やキセルの折形を紹介している。飯田さんは「さまざまな折形を見て、日本人の持つ相手を思いやる心を感じてもらえれば」と話している。

午前9時半〜午後5時(最終日は同3時)、入場無料。会場では、会員が案内や作品の説明を行う。問い合わせは同会(電)090(5317)0552
(秋葉凌)

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