2019年1月9日(水)

北茨城御船祭 祭事船に魚や縁起物 船絵の完成間近

祭事船に魚類や縁起物を描く小川拓哉さん(左)と梅津美幸さん=北茨城市関南町の市漁業歴史資料館「よう・そろー」
祭事船に魚類や縁起物を描く小川拓哉さん(左)と梅津美幸さん=北茨城市関南町の市漁業歴史資料館「よう・そろー」

5年に1度の大祭を今年5月に予定している北茨城市大津町に伝わる「常陸大津の御船祭(おふねまつり)」で使用する祭事船の船絵の完成が間近になった。船体には地元の漁港で水揚げされるタイやスズキ、ブリなどのほか、宝箱や小判などの縁起物が描かれている。

祭りは全長約15メートル、幅約3・5メートルの木造船をソロバンと呼ばれる木枠を路上に敷き、巨大船を引っ張って前進させる全国でも珍しい船の陸上渡御。2017年に国の重要無形民俗文化財の指定を受けた。

地元のデザインアート「ACE COLOR(エース・カラー)」の小川拓哉さん(32)が、昨年12月に船胴を白色に塗ることから始めた。描く作業は本物の魚の写真を参考に、形や大きさなどのバランスを取りながらエアブラシで丁寧に描いていく。「配色が難しい。光っているように見せるために見えない色も入れている。躍動感が出せれば」と話す。

横浜からデザインアーティストの梅津美幸さん(37)も応援に駆け付け、仕上げを手伝った。梅津さんは「生き生きとした色合いの配合に気を使っている。祭りに残るものに携われて感謝している」と真剣な表情で作業を進める。

大詰めは右舷前方の定められた位置に、エイの一種「カラカイ」を描く作業。細部を仕上げて今月中旬には完成する予定だ。(飯田勉)



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