2019年1月11日(金)

霞ケ浦導水 5月にも取水開始 魚類吸い込み検証へ

那珂川取水口の魚類迷入防止対策について議論する検討委員会=水戸市渡里町
那珂川取水口の魚類迷入防止対策について議論する検討委員会=水戸市渡里町

霞ケ浦と那珂川、利根川を地下トンネルで結ぶ霞ケ浦導水事業について国土交通省は10日、「魚類迷入(吸い込み)試験」として、水戸市渡里町の那珂川取水口からの取水を5月にも始めることを明らかにした。取り込んだ水は地下トンネルを通じ桜川・千波湖へ流す。

事業に伴う水産資源の保全策を話し合う「魚類迷入防止対策効果試験検討委員会」が同日、水戸市内で開かれ、同省担当者が今後の日程を報告した。

迷入試験は実物大施設で対策の効果を検証するのが目的。同省は3月までに取水口の一部を構成する四つの水門(幅約26メートル)を整備し、5月にも試験を始める。取水口から桜川・千波湖へ最大で毎秒3トンの導水を行い、取水口に設ける「迷入防止スクリーン」や夜間取水停止などの効果を3年かけて調べる。

取水口の建設は同事業を巡る訴訟などの影響で2010年から中断していたが、訴訟は昨年4月に和解が成立。同省は同8月から工事を再開していた。

11年ぶりの開催となった同日の委員会には委員を務める有識者ら7人と、流域3漁協の組合長がオブザーバーとして参加。委員長の西村仁嗣・筑波大名誉教授は「負の効果を最小限度に抑えるために必要なことを議論したい」と述べた。次回会合は3月に開く。(戸島大樹)



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