2019年1月17日(木)

「飲酒量低減外来」を開設 筑波大と北茨城市民病院

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筑波大と北茨城市民病院は16日、飲酒量が多い人や軽度のアルコール依存症の人などを対象とした「飲酒量低減外来」を同病院に開設すると発表した。過剰な飲酒をしている人は国内で1千万人に上るといわれ、専門的な診療により治療や依存症の予防を図る。精神科以外の専門外来は全国で初めて。開設は17日。


飲酒量低減外来は、同市中郷町の市民病院付属家庭医療センター内に設ける。当面は医師1人が診療に当たる。

筑波大は北茨城市と地域医療で連携し、同センターは医学部学生の教育や総合診療専門医(家庭医)の養成も担う施設として運用されている。実績を基に専門外来を開くことになった。

同大によると、アルコール依存症の人は国内に約100万人おり、うち医療機関に受診している人は5万人にとどまる。診療科が精神科のため、通院に抵抗感を持つことが伸び悩む理由の一つだ。今回、内科などの総合診療科で受け付けることで抵抗感を和らげ、軽い依存症や、飲酒が多く生活習慣病を患う依存症予備群も対象とし、アルコールによる健康障害を防ぐ。

担当医師の同大地域総合診療医学の吉本尚(ひさし)准教授は「自分だけでは飲酒をやめられない人で、医療機関に相談しにくかった人を支援できれば」と話した。

専門外来では、アルコール使用障害スクリーニング(AUDIT)と呼ばれる質問票に回答し、アルコールが体内に残っていないか呼気検査で体調を確認。面談や採血検査などを通じて適切な飲酒量を検討し、飲酒行動を改善していく。診察でアルコール依存症が疑われる場合、専門的な治療のため精神科外来の受診を勧めることもある。

受診は予約制で、毎週木曜の午前10〜11時半。

(綿引正雄)



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