2019年1月23日(水)

5月1日新天皇即位 期待と不安10連休 早くも満席ツアー/小売店「シフト組めるか…」

■学校、病院も対策

皇太子さまが天皇に即位される5月1日を今年に限って祝日とする特別法が国会で可決され、今年のゴールデンウイーク(GW)は4月27日から5月6日まで10連休となる。祝日法が定められた1948年以降最長、しかも1年限りの特別大型連休に、旅行会社や小売店などからは悲喜こもごもの声が上がる。

▽観光特需

例年のGWより長い連休を利用し、遠出をする旅行客の増加が早くも見込まれている。JTB水戸支店によると、海外旅行ツアーの予約件数が10連休決定を受け、例年より増加傾向にあるという。日本旅行水戸支店では、既に満席の欧州方面ツアーが出ており、担当者は「GW前半に出発のツアーは、キャンセル待ちも多く出始めている」と話すなど、観光業界は特需の期待感が高まっている。

GW前後に咲き誇るネモフィラを目当てに、国内外から大勢の観光客が訪れる国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)も、来園者の増加を見込んでいる。広報担当者は「天候に左右されるが、(10連休の影響で)集客の増加を期待している」と話す。アクアワールド茨城県大洗水族館(大洗町)も普段の休日より約2倍の集客を予想し、「GW限定のイベントも開催する予定」と着々と準備を進めている。

▽人手不足

皇位継承の祝賀ムードと1年限りの10連休に旅行・観光業界などが盛り上がりを見せる一方で、人手不足が深刻な小売店などのサービス業界を中心に、10連休に対応できるか不安視する声も聞かれる。茨城県内で20店舗以上を構える大手家電量販店の担当者は「大勢の来客が見込めるが、10日間絶え間なく接客スタッフの勤務シフトを組むには工夫が必要。人手不足に陥る可能性も」と吐露した。

新学期スタートから間もない時期での長期連休が、子どもたちに心身の疲れや情緒不安定など悪影響を及ぼすことを心配する声も上がる。県教委義務教育課の担当者は「連休明けに登校を拒む児童生徒も出てくるのでは」と話した。さらに「連休中は交通事故や水の事故の増加も懸念される。各学校へ注意を呼び掛けたい」とした。

▽医療態勢

医療機関が10連休の期間中、外来や入院の患者の受け入れ態勢をどう構築するか難しい対応を迫られている。もし多くの病院が長期間休診すれば、救急医療などにも大きな影響が生じてしまうためだ。県医療政策課は「県医師会や県病院協会と連携して、対策を練っている」としている。

既にGW期間中の対応を決めた医療機関もある。水戸中央病院(水戸市)は10連休の期間中に計4日間の一般外来診察を行うことを決めた。
(海老沢裕太郎)



次の記事:水戸の京成百貨店 和洋菓子5店が開店

全国・世界のニュース

2019 年
 9 月 24 日 (火)

メニュー
投稿・読者参加
サービス