2019年1月23日(水)

水戸のマーチングクラブ 努力実り 全国へ 石川中生、自主運営

地域協力、練習に励む

練習に励む「ブルーストーン」のメンバー=水戸市赤塚
練習に励む「ブルーストーン」のメンバー=水戸市赤塚

水戸市石川地区で、中学生が運営するマーチングバンドクラブがある。メンバーはいずれも市立石川小マーチングバンド部のOB・OGで、進学先の石川中に同部がないため、練習継続を熱望する生徒たちが自主的に立ち上げた。昨年4月の結成から10カ月-。2月には全国大会に出場し、地域に支えられながら重ねてきた努力が実を結ぶ。

クラブは「ブルーストーン」。石川小の「石」とユニホームの「青」を取り、名付けた。メンバーは石川中1〜3年の11人で、いずれも創部50年以上続く石川小のマーチングバンド部出身だ。

同部は昨年度、全日本吹奏楽連盟と日本マーチングバンド協会がそれぞれ主催する全国大会で、いずれも金賞を受賞するなど高い技術水準を誇る。しかし、進学先となる同中には吹奏楽部があるものの、マーチングバンド部はない。このため多くの生徒はマーチングを離れ、練習を続けたい場合は別の中学校に越境入学せざるを得ないのが現状だ。

こうした中、昨年度卒業の同部OB・OGが「何とかして練習を続けたい」と声を上げた。保護者らも協力し、引田和法さん(45)が代表となってクラブチームを発足。手弁当で活動を続けている。

練習は毎週末2〜6時間ほど、主に屋外や小学校の体育館を中心に行われる。近隣のマーチング経験者らに幅広く指導を求めながら、地域に支えられ練習を重ねる。屋外演奏の際には、近隣住宅を歩いて断りを入れる。練習メニューや曲に合わせたフォーメーションなども、子どもたちが全て決める。

「保護者が参加するのは場所の提供やイベントの申し込みくらい。ほぼ、子どもたちが自主的に行っている」。引田さんは、こうした活動が子どもたちの成長につながっていると話す。

トランペットを担当するリーダーの引田優香さん(13)は「マーチングバンドを続けたいという強い気持ちで、みんなが自ら取り組んでいる」と話し、練習を続けられる喜びをかみしめる。

クラブは日本マーチング協会関東支部の推薦を受け、2月の16、17日に横浜市で開かれる「マーチングステージ全国大会」出場が決まった。発足後、初めての大舞台。練習に励むメンバーは、寒空に力強い音色を響かせている。(前島智仁)



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