2019年1月24日(木)

04年茨城大生殺害疑い 元少年、24日にも逮捕 茨城県警 フィリピンへ捜査員

茨城大の女子学生が他殺体で発見された現場=2004年1月31日午後1時ごろ、美浦村舟子
茨城大の女子学生が他殺体で発見された現場=2004年1月31日午後1時ごろ、美浦村舟子

茨城県美浦村で2004年1月、茨城大の女子学生が殺害された事件で、殺人容疑などで国際手配中のフィリピン国籍の男(33)=当時18歳少年=を、茨城県警が24日にも逮捕する方針を固めたことが、捜査関係者への取材で分かった。主犯格とみられるランパノ・ジェリコ・モリ被告(37)は17年9月に逮捕、起訴され、一、二審で無期懲役の判決を受けている。事件発生から31日で15年。容疑者3人のうち2人目の逮捕で、県警の捜査は新たな局面を迎える。

事件はフィリピン国籍のランパノ被告ら男3人が容疑者とされ、県警はランパノ被告を逮捕後、残る元少年の男ら2人を国際手配していた。男は07年に日本を出国した後、フィリピンで逃亡生活を送っていた。

同国と日本の間には、身柄引き渡しに関する条約や捜査協力の協定はなく、逮捕は難航していた。

捜査関係者によると、昨年末までに、男が訪日を希望しているという情報があり、県警が外務省などを通じて本人の意思を確認。23日には、県警が捜査員を現地に派遣。県警は、男が乗る飛行機に捜査員を同乗させ、24日にも、男が日本に入国し次第、逮捕する方針だ。

事件は04年1月31日、茨城大農学部2年の原田実里さん=当時(21)=が、自宅から約6キロ離れた美浦村舟子の清明川で他殺体で発見された。

死因は頸部(けいぶ)圧迫。首や胸などを刃物で切り付けられていた。捜査関係者などによると、遺体の付着物から3人のDNA型が見つかっている。

ランパノ被告の控訴審判決によると、3人は共謀し、阿見町付近の路上で原田さんを乗用車に連れ込み暴行し、美浦村内で殺害したとされる。

2人目の容疑者逮捕により、3人がどの程度犯行に関わっていたかなど、事件の全容解明へ前進が期待される。



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