2019年1月28日(月)

米NY・31日開幕 笠間焼展、茨城県PR

気鋭の3作家出品

米NYでの笠間焼展覧会に臨む(左から)柳田高志学芸課長、額賀章夫さん、大貫博之さん、戸田浩二さん=笠間市笠間の県陶芸美術館
米NYでの笠間焼展覧会に臨む(左から)柳田高志学芸課長、額賀章夫さん、大貫博之さん、戸田浩二さん=笠間市笠間の県陶芸美術館

米ニューヨークで31日から笠間焼をメインにした展覧会が始まるのを前に、気鋭の現役作家3人が出品への意気込みを語った。会場には笠間市ゆかりの陶芸家で重要無形文化財保持者(人間国宝)、故松井康成氏の代表作と共に展示。現役作家と巨匠が、“チーム笠間”として展覧会に臨む。

展覧会はニューヨークの会員制社交クラブ「日本クラブ」(会長・吉森桂男米国三井物産社長)が主催。同クラブから笠間焼を主題とした展覧会の提案を受け、県は「世界に向けた茨城県のPRにつながる」と企画に賛同した。展覧タイトルは「自由な作風-笠間焼」。会場は同クラブが所有するビルの7階に設けられた「日本ギャラリー」で、会期は31日〜2月27日。

出品する笠間焼の現役作家は大貫博之さん(57)、額賀章夫さん(55)、戸田浩二さん(44)の3人で、作品は合わせて約60点。一方、松井氏の作品は県陶芸美術館所蔵の「練上(ねりあげ)嘯裂文(しょうれつもん)大壺」「練上玻璃光(はりこう)大壺『西施(せいし)』」など練り上げ技法を駆使した代表作6点。現役作家と巨匠の作品が一堂に集まり、感性や世界観が異国の地でどう受け入れられるか注目される。

四季の草花をモチーフに、線象嵌(ぞうがん)と色絵の技法で表現する大貫さんは、NYでは初の展示。「笠間焼の魅力をどれだけアピールできるか不安だが、それ以上に喜びも大きい」と心境を明かす。「プリーツワーク」と呼ばれる線彫りした器を定番とする額賀さんは、「展覧会が笠間に人を呼ぶきっかけになれば」と期待を寄せ、焼締による成形と洗練された造形美を追究する戸田さんは、「松井先生と展示できるのは大変光栄。“チーム笠間”の気持ちで展覧会に臨みたい」と意欲を見せる。

開幕日の31日にはレセプションが予定され、大井川和彦知事のスピーチに続き、県陶芸美術館の柳田高志学芸課長が笠間焼の魅力をテーマに記念講演する。また、出品作家3人が制作したぐい飲み150点が笠間市を通じて来場者にプレゼントされ、3人合作による笠間焼10点のチャリティーオークションも行われる。(沢畑浩二)

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