2019年1月31日(木)

NEC 筑波研究所を閉鎖 来年3月末 拠点集約、コスト削減

閉鎖するNECの筑波研究所=つくば市御幸が丘(同社提供)
閉鎖するNECの筑波研究所=つくば市御幸が丘(同社提供)

NECは30日、筑波研究所(つくば市御幸が丘)を2020年3月末をめどに閉鎖すると発表した。同研究所の人員減少を踏まえ、国内の研究拠点を絞り込むとともに施設維持にかかるコスト削減を進める。在籍する研究員は、産業技術総合研究所(産総研)の連携研究室など別の拠点に移る。閉鎖後の土地や建物については改めて検討する方針。

同日発表した18年4〜12月期連結決算で、固定資産の減損処理などとして約50億円の関連費用を計上した。

NECによると、1989年に開所した筑波研究所は量子コンピューターやナノ素材、バイオプラスチックなどの基礎研究に取り組む。最盛期の97年には約300人が在籍したものの、社内の研究テーマの変遷に伴い人員が減少した。現在は約70人の研究員が在籍する。

このうち30人は産総研との「NEC-産総研 量子活用テクノロジー連携研究室」に、40人は中央研究所(川崎市)に異動して研究を続ける。筑波研究所の閉鎖により、年間で数億円のコスト削減を見込んでいるという。

筑波研究所は、炭素原子が筒状に並んだ「カーボンナノチューブ」を1991年に発見した物理学者の飯島澄男氏(79)=現・名城大終身教授=が在籍していたことでも知られる。カーボンナノチューブは軽量で強度は鋼鉄の20倍以上とされ、飯島氏はノーベル賞候補としても度々名前が挙がっている。(小野寺晋平)



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