2019年1月31日(木)

悲惨な戦場、写真で訴え 石川文洋さん、ベトナム戦争展 土浦

ベトナム戦争の報道写真を集めた石川文洋さんの作品展=土浦市大和町
ベトナム戦争の報道写真を集めた石川文洋さんの作品展=土浦市大和町

戦場カメラマンとして活動した沖縄県出身の写真家、石川文洋(ぶんよう)さん(80)の作品展が、土浦市大和町の市民ギャラリーで開かれている。ベトナム戦争をテーマに、戦場の悲惨な現実を写した作品が並ぶ。石川さんと親交のある市民らが企画した。実行委員会主催、茨城新聞社など後援。2月3日まで。入場無料。

石川さんは1938年那覇市生まれ。65〜68年、フリーカメラマンとしてベトナムに渡り南ベトナム政府軍と米軍に従軍し、戦場取材を行い多くの写真記録を残した。

実行委のメンバーは、石川さんがベトナムやカンボジアを訪れる旅に参加し、親交を深めた。3年前から土浦、水戸市内で石川さんの作品展を開いている。今回、石川さんはベトナム戦争の写真の中から、約50枚を選び提供した。

戦闘中の兵士や、巻き込まれ死傷した住民の姿、米軍がまいた枯れ葉剤の影響で終戦後に障害者として生まれた子どもたちを写した作品を並べた。写真説明には、被写体の人物の将来を予想しながら、「この子が生きていれば孫のいる年齢になっていた。銃弾が全てを奪った」などと触れている。写真の人物を数十年後に訪ねた作品もある。

事務局長の三宅敏之さん(66)は「戦争で犠牲になるのは子どもや女性で、何世代も被害が続く恐ろしさを知ることができる。若い人にも見て感じてほしい」と話した。(綿引正雄)



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