2019年2月7日(木)

女子大生遺棄逮捕1週間 データ消去、所持品捨てる 広瀬容疑者、接点隠蔽か

遺体が発見された現場付近を調べる捜査員ら=31日午後0時23分、神栖市須田
遺体が発見された現場付近を調べる捜査員ら=31日午後0時23分、神栖市須田

東京都葛飾区の女子大生が昨年11月20日から行方不明になり、神栖市内で遺体が見つかった事件は、警視庁捜査1課が死体遺棄の疑いで同市深芝南2丁目、無職、広瀬晃一容疑者(35)を逮捕してから7日で1週間。広瀬容疑者は被害者の所持品を捨て、自身のスマートフォンのデータも消すなど、接点の痕跡を隠蔽(いんぺい)しようとした可能性がある。殺害についても供述しており、同課は殺人容疑を視野に捜査を進めている。

「連絡が取れない」。菊池捺未さん=当時(18)=の家族が警視庁亀有署に相談したのは、昨年11月22日だった。同課は、移動先の防犯カメラ画像を確認する「リレー方式」で足取りを追跡。2日前の20日午後、都内から神栖市内のコンビニ店へ移動したことが判明したが、茨城県に知人がいるとの情報はなかった。

捜査員は周辺で聞き込みを開始。やがて、近くにあるアパートを訪ねていたことが判明する。そこが広瀬容疑者の自宅だった。捜査関係者によると、2人は海外の会社が運営する通信アプリを利用。県内で作業員として働く広瀬容疑者と、約75キロ離れた東京の大学生を結び付けていた。

広瀬容疑者は20日午後にコンビニ店付近で菊池さんと初めて接触し、車でアパートへ移動。再び車に乗せて数キロ先の畑に置き去りにしたが、菊池さんは自力で戻り、その後に事件が起きたとみられる。菊池さんは直前、アパート付近の住民に「(広瀬容疑者との間に)お金の問題がある」と明かしており、広瀬容疑者は「掲示板で知り合った女性に騒がれて車の中で殺した」と供述している。

広瀬容疑者は事件後、菊池さんの財布やバッグ、衣服を「捨てた」と説明。2人のやりとりの内容が残っていたとみられる菊池さんのスマホも「川へ投げ込んだ」と話している。自分のスマホも当時のデータを消去した形跡があり、接触があったことを隠そうとしたとみられる。

菊池さんのスマホは発見されていないが、同課は広瀬容疑者のスマホの記録を復元して解析し、事件前の経緯について捜査を進める。捜査幹部は「供述には不可解な点があり、全てを説明しているとは思えない」と話している。



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