2019年2月11日(月)

「火の道」歩き健康祈る 筑西・辻稲荷神社で「火渉」

無病息災を祈願し、子どもを抱いてはだしで「火の道」を歩く女性=筑西市辻
無病息災を祈願し、子どもを抱いてはだしで「火の道」を歩く女性=筑西市辻

「火の道」をはだしで歩き、無病息災や家内安全を祈願する伝統行事「辻集落火渉(つじしゅうらくひわたり)」が10日、筑西市辻の辻稲荷神社境内で開かれ、多くの市民が参加した。初午(はつうま)の行事で、江戸時代の文政13(1830)年に始まったと伝わる。近年は初午後の最初の日曜日に行われている。市指定無形民俗文化財。

同神社の神職が神事の後、高さ約2メートルまで積み上げた木の小枝の山に四方から着火。氏子らが火の残る燃えがらをかき分け、幅約1メートル、長さ約6メートルの「火の道」が作られた。宮司の森正雄さん(64)と禰宜(ねぎ)で息子の貴行さん(36)が最初に歩き、希望する市民が続いた。

体験した関城東小2年の渡辺百愛(もあ)さん(7)=同市犬塚=は「最初怖かったけど、やってみたら楽しかった」。妹の叶愛(かのあ)さん(5)は「湯たんぽくらいの熱さだった」と笑顔で感想を話した。行事を取り仕切った氏子総代の皆川清さん(68)は「多くの人に来てもらえて良かった。今年も無病息災で元気にやりたい」と話した。

行事の後、参加者は燃えがらを争うように持ち帰った。玄関の軒先につるすと、家内安全につながるという言い伝えがある。 (冨岡良一)



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