2019年2月13日(水)

14日から冬季国体スキー競技 「茨城の力 示したい」

県スキー連盟 鈴木会長

冬季国体で「茨城の力を示したい」と話す鈴木寿雄県スキー連盟会長=八千代町
冬季国体で「茨城の力を示したい」と話す鈴木寿雄県スキー連盟会長=八千代町

第74回国民体育大会冬季大会スキー競技会が14〜17日まで札幌市内で開かれる。スキー場がない本県にとって、初の優勝者を出すことはまさに悲願。鈴木寿雄県スキー連盟会長(72)は自らが経営する金属加工会社に選手を受け入れ、選手強化を図ってきた。「茨城にも強いスキー選手がいることを全国に示したい」と気合が入っている。

2007年から会長職に就く。これまでの国体を振り返り、「茨城は勝負とは程遠く、参加するだけの感じ。周りからの期待や注目もなかった」と振り返る。

実際に結果は出せていない。18年こそ入賞者を3人出しているが、16〜17年は1人、11〜15年は0人という状況だ。これまでの県勢最高順位は、1975、76年にクロスカントリー成年男子教員の部の大内俊一の3位だ。

だが、茨城国体の開催が決まり、冬の競技の得点も天皇杯(男女総合優勝)獲得に向け加算されるため、「少しでも貢献したい」(鈴木会長)との思いから強化に力を入れてきた。

大学卒業後も競技を続けたくても、就職先が見つからない選手たちを勧誘。会長自ら率先して、14年からクロスカントリーの向宏大(32)、翌15年からはジャンプの内藤智文(24)の面倒を見始め、選手たちの競技力向上を後押しした。

既に2人は茨城代表として国体に出場し、入賞を果たしている。内藤は国内大会で優勝を続け、先月、札幌市で開かれたワールドカップ(W杯)にも出場するほど成長。鈴木会長は「国体入賞も大切だが、『世界のトップを目指せ』と言っている。五輪に出させてあげたい」と目を輝かせる。

今回の本県選手団には向や内藤のほか、ノルディック世界選手権代表の滝沢こずえ(23)=県競技力向上対策本部=や、アルペンW杯を転戦する成田秀将(25)=カワサキフィールドサービス=も加わり、「茨城史上最強の選手団」(鈴木会長)となった。

会長職の集大成として挑むという。「選手たちには、茨城でも努力すれば勝てるということを見せてもらいたい。今回の国体をきっかけに茨城のスキー界が発展してほしい」と期待する。 (小池忠臣)

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