卒業制作、石彫に挑戦 桜川羽黒小 思い思いの文字刻む
桜川市友部の市立羽黒小(袖山政佳校長)で6日、地場産業の石材業を生かした石彫体験学習が行われた。同市の彫刻家、浅賀正治さんを講師に、6年生44人が卒業制作として石彫に挑戦。思い思いの文字を彫り、自分だけの一品づくりに取り掛かった。
石彫体験学習は、岩瀬ロータリークラブ(和久井周一会長)が主催。会員が石材を提供するなどして、取り組みは6年目を迎えた。図工の授業で制作を進め、卒業式に完成品を披露する。
浅賀さんは児童を前に、「人のまねをしないよう努力する」とアドバイス。「石に彫ることは、永く残るということ。勉強や就職で行き詰まったときに石が励ましてくれる」と話した。
児童は、15センチ四方の御影石に、好きな文字や絵を下書きし、金づちとのみを使って彫った。廣澤翼君は「笑」を選択。「笑えばどんなつらいことでも乗り越えられると思ったから」と理由を明かし、「ずっと残るような作品にしたい」と意気込んだ。手の絵を彫った関口愁君は「みんなと違うようにしたかった。気に入った作品ができそう」。猫が好きな小松愛里さんは「猫」を選び、「彫るのは楽しい。完成が楽しみ」と笑顔を見せた。(平野有紀)
石彫体験学習は、岩瀬ロータリークラブ(和久井周一会長)が主催。会員が石材を提供するなどして、取り組みは6年目を迎えた。図工の授業で制作を進め、卒業式に完成品を披露する。
浅賀さんは児童を前に、「人のまねをしないよう努力する」とアドバイス。「石に彫ることは、永く残るということ。勉強や就職で行き詰まったときに石が励ましてくれる」と話した。
児童は、15センチ四方の御影石に、好きな文字や絵を下書きし、金づちとのみを使って彫った。廣澤翼君は「笑」を選択。「笑えばどんなつらいことでも乗り越えられると思ったから」と理由を明かし、「ずっと残るような作品にしたい」と意気込んだ。手の絵を彫った関口愁君は「みんなと違うようにしたかった。気に入った作品ができそう」。猫が好きな小松愛里さんは「猫」を選び、「彫るのは楽しい。完成が楽しみ」と笑顔を見せた。(平野有紀)