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「ふくゆい」普及へ ブランド梅の料理完成

「ふくゆい」を用いた新メニュー
「ふくゆい」を用いた新メニュー
「ふくゆい」を使った酸辣湯麺を試食する梅大使=水戸市泉町
「ふくゆい」を使った酸辣湯麺を試食する梅大使=水戸市泉町


水戸市産のブランド梅「ふくゆい」を使ったオリジナル料理が15日、お披露目された。梅本来の味わいを楽しむ3種が完成し、京成百貨店(同市泉町)内のレストランで16日から3月3日まで限定提供する。生産者らは「見て良し食べて良しの梅が広まれば」と期待を寄せる。

市の梅は、日本三名園の偕楽園で全国的な知名度がある一方、観梅が主で口にされる機会は少なかった。このため市は、2012年から地元業者やJA水戸と連携し、市産梅を「ふくゆい」のブランドで打ち出し、商品化と販路拡大を支援する事業を展開。生産量も安定し始め、昨年は最多の6・2トンを収穫した。

ふくゆいはこれまでに梅干しやシロップなどに加工されている。今回は京成百貨店との共同企画として、これら関連商品を用いた料理が誕生。京成百貨店でこの日、試食会が開かれた。

お目見えしたのは、薬味やだしで梅とご飯をシンプルに味わう「ふくゆい梅乃膳」(ゆばの里真慈庵、1296円)▽塩ベースでさっぱりしたスープが特徴の「酸辣湯麺」(中国料理景山、1180円)▽梅シロップで食材の味を引き立てた「海老と野菜の水戸乃梅ふくゆい炒め」(同店、小盤皿1390円、中盤皿2210円)-の3種(いずれも税込み)。

高橋靖市長はじめ、JA関係者や市内事業者らが試食し、水戸の梅大使を務める飯塚たまきさん(21)は「梅の味が調和していておいしい。観光客の皆さんにもぜひ食べてほしい」と絶賛した。料理は9階の各店で提供する。営業時間は午前11時〜午後10時(ラストオーダー午後9時)。

(鈴木剛史)

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